2011年3月15日火曜日

72時間が過ぎ・・・

地震発生から72時間以上が経過した。
生存率がきわめて低くなる時間が過ぎてしまったということだ。
出来るだけ多くの人の命が救われることを願ってやまない。

相馬から、悲壮なメールが届く。
「原発が爆発して逃げろという人がいる」「車は無事だったけれど、ガソリンが入ってないし、買えない・・・」「たすけて・・・」

何もしてあげられない自分の無力感が悲しい。

被災地では、色々な言葉が独り歩きしている。
現実に、かなりタイトな状況にあることは確かだけれど、パニックはまずい。
冷静な判断が出来ない状況下では、きちんとオーガナイズするべき人がいなければならないのだが、あの状況では、なかなか難しい注文だ。
しかし、集団パニックに陥ってしまうと・・・こわい。

パニックといえば、東京でも集団ヒステリックな状況が露呈している。
コンビニに行っても、スーパーに行っても、食料品がない! 
水などはお目にかかれないし、ガソリンも・・・。
今、一番困窮しているのは被災地の人々。
その人たちが水を欲しているのに、僕には、どうしても自分のために買いだめする気にはなれない。そりゃ、もちろん自分のためにも対策は考える。風呂には水を満たしているし、空のペットボトルには、水道水を入れている。しかし・・・食べ物がないのには困った。

今日ももちろん事務所へは自転車で向かった。
道には、普段以上に自転車が走っていた。
計画停電の対策なのかも知れない。
きっかけはともかく、自転車で通勤することが「出来る」ということを実感すれば、その人たちも、本当の自転車乗りになるのかも知れない。
何年か前、ガソリンが高騰した時、にわか自転車通勤が増えたものの、喉元を過ぎると・・・冬の到来と共に(ガソリン価格の安定と共に)消えていってしまった。
今回もそうなるかも知れない。でも、その中の何人かでも、自転車の楽しさを思い起こして欲しい。
日本に、大人の自転車乗りが増えることを、こんなキッカケだけど、願ってしまう。

ともあれ、原発の問題が収束し、被災者の皆さんが、少しでも安心して眠れる日が来ることを祈りたい。

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