2011年3月21日月曜日

災害時のメンタルヘルス

被災地からは、毎日メールが届く。
一昨日までは、絶望的なメールだったけれど、
昨日、ガソリンを10リッター入れられた、買い物が出来た、という朗報が届いた。

よかった、と安心していたら、夜になって「息が苦しい」というメール。
生きることに必死で、やっと10リッターのガソリンを得、食材を得たことで、
一気に精神的な疲労が押し寄せたのだと思う。

色々調べてみると、対処法はかなりあった。
そのなかで一番信用でき、よいと思った文献をコピーして彼女に返信した。
それはかなりの効果を発揮したと、今朝メールが入った。

臨床心理士の角田みすゞさんの文献。
このブログでもご紹介させていただきます。
一人でも多くの方がリラックスできますように!

以下、角田さんの文献。


災害時のメンタルヘルス
(自分を落ち着かせる方法)

震災から派生する二次的な災害も起こっており、皆さま心配も大きいと思いますが、まず、ご自身の安全を確かめ、自分を落ち着かせて下さい。これは、世話をする立場の人にとって、一番大事なことといわれています。ミラーニューロンというものがあって、「落ち着いている」神経は、「落ち着きをうつす」ということがわかってきています。まず、自分が落ち着いていることが、周囲の人にとって役に立ちます。
***
息を詰めて、呼吸をしていなかったり、肩や首、歯を食いしばって、力が入っていることはないでしょうか? 緊張しているところにほんの少し意識を向けて、それが、和らいでくるまで時間を取って見ましょう。息を吐いて、次に自然に空気が入ってくるのを待ってみて下さい。 あるいは、「わたしは大丈夫」と声にだして、または、心の中でつぶやいて、自分自身で自分の腕や、おなか、足を触ってみることや、自分を抱きしめることは、自分を落ち着つかせるために役に立ちます。 のどとみぞおちの間の胸の上に手を置き、その温度と重さを感じてみます。そのまま、少し、自分のために、静かな時間を取ってみましょう。そうしていると訪れてくる、自分の落ち着いている感覚を、カラダに覚えさせてみてください。
大人の方は、この感覚をもって、子ども(周囲)に関わってみてください。
***
ふらつく感覚や、麻痺した感覚、興奮した感覚や行動がおこるのは、高いストレス時には正常なことです。 そのことに気づき、休息(目を閉じる、自分の身体にきづく・触る、横になる、情報を遮断する)をとるようにしてみてください。

テレビからの情報収集は、不安や緊張など、さらなる活性化(緊張や不安、疲労の引き金)を引き起こします。視覚情報は、そこから離れることを難しくするという特徴もありますので、できるだけ、ラジオからの情報収集をお勧めします。

不安になっている人が周囲にいるとき、援助や世話の仕事をしている人は、よりアドレナリンが出やすく、心身が活性化しやすいといわれています。このエネルギーは、発散されないと、無力感を強くしたり、心身の不調のもとになるといわれています。

この(緊張・不安)エネルギーを発散することは、日常生活を送ることや、心身の疲労の回復にとても役に立ちます。
大人にとっても、もちろん子どもにも、動くこと(散歩・買い物に行く、料理をする、運動をするという生産的なことから、歩き回る、歌う、・・など、非生産的なことまで)、遊ぶこと、笑うこと、声を出すこと、泣くこと、涙を流すことなどは、発散を助け、これからの日常生活や回復をより簡単にします。

ききわけのよい子どもは、我慢してエネルギーをため込みやすいので、触られるのをいやがらない子どもは、時々、目を合わせてにっこり笑ったり、頭や背中をなでてあげること、抱きしめてあげることはとても役に立ちます。

責任感の強い人は、頑張りすぎたり、休むことを自分に許さなかったり、災害弱者に共感しすぎたりして、肉体的にも精神的にも疲弊しやすいことが知られています。また、被災者への罪悪感から、楽しむことや笑うことなど自分の世話をする活動を自粛してしまうこともよく起こる行動です。また、怒りを感じやすくなったり、感情の起伏が普段より大きいときも、配慮が必要な合図かもしれません。それらのことは、ストレスが強いときに一般的におこるものですので、そのことを伝え、休息をとるように周囲からそっと促してみて、応じるのを待ちましょう。無理強いは禁物です。関わるのが難しいときは、少し距離を取って、まず関わりをもとうとしている自分を、落ち着かせることから始めましょう。

上記を試して、まず自分そして家族や周囲のコミュニティを、落ち着かせてみてください。

周囲の人にも、まず、自分の安全確認、まず落ち着くことが一番大切であることを、広げていって下さい。ちょっとずつ、自分と家族とその周辺から、落ち着きの輪を広げていきましょう。みんなでつながって、のりきっていきましょう。

祈りとともに

臨床心理士 角田みすゞ
平成23年3月15日

2011年3月17日木曜日

できること

@stam_mats2さんの素晴らしいメッセージ

掲載させていただきます。

2011年3月16日水曜日

相馬からのメール

今日も、メールがやってきた。
そのつど、勇気づけるような返信をしてしてきたのだが・・・

原発事故の影響で、室内待避しているそうだが、南相馬には救援物資が届かないと。
彼女のご主人は、市職員で、不眠不休で避難所で働いている。
被爆を回避するために、救援物資を積んだトラックが、南相馬には入って来ない。
安全な場所まで、物資を受け取りに来て欲しいと連絡が入ったという。

室内待避で、外に出た場合、
手を洗え、シャワーを浴びろ、テレビはいうが、断水・・・物理的に不可能。
どんどん孤立化し、避難民の心は孤独になっている。悲痛なメールに応えようがない。
結局、どこにも出るな、ということに帰結する。
メディアが流すコメントは、弱者視点ではない。それが一層被災者を孤独にする。

東京にいる我々は、何をしたらいいんだろう。
部屋の暖房は切っている。買いだめはしない。ガソリンも必要がなければ補給をしない。
そんなことしか出来ない。

ソネットのポイント換金募金をした。
ヤフーの壁紙の募金をした。
iTunesストアの募金をした。
車を使わず、自転車で移動している(これは毎日のこと)。

今、自分に出来ることはなんだろう・・・
同じ日本人として、何かをしなければ。

2011年3月15日火曜日

72時間が過ぎ・・・

地震発生から72時間以上が経過した。
生存率がきわめて低くなる時間が過ぎてしまったということだ。
出来るだけ多くの人の命が救われることを願ってやまない。

相馬から、悲壮なメールが届く。
「原発が爆発して逃げろという人がいる」「車は無事だったけれど、ガソリンが入ってないし、買えない・・・」「たすけて・・・」

何もしてあげられない自分の無力感が悲しい。

被災地では、色々な言葉が独り歩きしている。
現実に、かなりタイトな状況にあることは確かだけれど、パニックはまずい。
冷静な判断が出来ない状況下では、きちんとオーガナイズするべき人がいなければならないのだが、あの状況では、なかなか難しい注文だ。
しかし、集団パニックに陥ってしまうと・・・こわい。

パニックといえば、東京でも集団ヒステリックな状況が露呈している。
コンビニに行っても、スーパーに行っても、食料品がない! 
水などはお目にかかれないし、ガソリンも・・・。
今、一番困窮しているのは被災地の人々。
その人たちが水を欲しているのに、僕には、どうしても自分のために買いだめする気にはなれない。そりゃ、もちろん自分のためにも対策は考える。風呂には水を満たしているし、空のペットボトルには、水道水を入れている。しかし・・・食べ物がないのには困った。

今日ももちろん事務所へは自転車で向かった。
道には、普段以上に自転車が走っていた。
計画停電の対策なのかも知れない。
きっかけはともかく、自転車で通勤することが「出来る」ということを実感すれば、その人たちも、本当の自転車乗りになるのかも知れない。
何年か前、ガソリンが高騰した時、にわか自転車通勤が増えたものの、喉元を過ぎると・・・冬の到来と共に(ガソリン価格の安定と共に)消えていってしまった。
今回もそうなるかも知れない。でも、その中の何人かでも、自転車の楽しさを思い起こして欲しい。
日本に、大人の自転車乗りが増えることを、こんなキッカケだけど、願ってしまう。

ともあれ、原発の問題が収束し、被災者の皆さんが、少しでも安心して眠れる日が来ることを祈りたい。

2011年3月13日日曜日

デマメール

大地震が起きてから、2日目の朝・・・

昨日は、数通のデマメールが回ってきた。
こうしたメールは、人々を不安に陥れる。恐怖心、不安心に拍車をかけるもの。
だから、絶対にチェーンメールにはしないで欲しい。

特に、被災地のみなさんには、大きな動揺を招いてしまう。
お願いだから、自分のところで、そのメールを食い止めて欲しい。

福島県相馬にいる、元部下と連絡がとれた。

生きていた!。

津波は、彼女の自宅から500メートルのところまで押し寄せてきたという。
今は、生きていたことに感謝している、とのこと。
ただ、原子力発電所のことが不安、色々な情報が飛び交っている、というメールがきた。

デマは簡単に広がるが、本当の情報がわからないという。
電気が通らず、テレビを見ることを出来ない被災者の方々は、本当に不安な時を過ごしている。
Twitterでつぶやいた無責任な言葉は、被災者を不安のどん底に突き落とす。

だから、
デマメール、デマつぶやきはやめてください!。お願いします。

2011年3月11日金曜日

地震

ここを読んでくれている方は少ないかもしれませんが、大丈夫ですか?

本日は、撮影の仕事があったため、自宅から車で外出していました。
地震で仕事は急遽中止。そのまま事務所に戻ると、
クロモリロードが倒れていた。
マックなどのパソコンやカメラ機材は大丈夫。でも、資料が散乱。。。

一応、確認だけしてから、自宅へ戻ると、、、

部屋の中は水浸し、水槽の水が溢れていた・・・。
その大きな水たまりの中に、タイレルFXが熱帯魚と一緒に横たわり、
その上にCD棚上から落ちてきた空気清浄機!
ちょっと凹んだけれど、身体はなんともないし、
タイレルも傷程度で済んだからいい。

それより、元部下が嫁いだ、福島県や、
友達のいる茨城県、被災地の方々のことが心配。
みなさんのご無事をお祈りしています。

2011年3月10日木曜日

クロモリロード

日曜日、ふらふらとクロモリロードに乗って走り始めた。
相変わらず目的意識は希薄(苦笑)。風の吹くまま、気の向くままな性格通りのライディングだ。

以前にも書いたように、サンツアー・シュパーブプロで組んだロード。
最初の仕様は、フレーム:石渡019・クロモリオーダーフレーム、コンポ:サンツアー・シュパーブプロ、シートポスト:(なぜか)デュラエース、ステム:チネリ、ハンドル:チネリ、ホイール:マビックGP4、サドル:IDEALE・・・。
ざっと、こんな案配だった。
その後、タイヤは色々とブランド変更があったものの、ずっとチューブラーで走り続けていた。しかし、3年ほど前に、クリンチャーに変更。ホイールをマビックのオープンプロに変更(スポーク数で選択肢は少なかった)。去年、ボールレースのゴリゴリ感が多くなってきたので、ヘッド小物を、丹下のレヴィンに変更して現在に至っている。
雨中走行直後は、すぐに拭き掃除をし、普段からチェーンの掃除と注油は欠かさなかったせいか、チェーンホイルやリアスプロケなど、駆動系はまだまだ活きている(へこたれてきたのは、エンジンだけか:笑)。しかし、制動系は現代のレベルから考えると、かなり心許ない。タイレルSZに装着したシマノの105と比較すると、それはもう・・・月とすっぽん(苦笑)。シフトも、セミオートマのF1マシンと、マニュアルシフトの乗用車ぐらいの差があるかも知れない。でも、人間にすり込まれた感覚が、そのギャップを埋めてくれる。つまり、制動系以外は、満足している、ということだ。

とはいえ、ブレーキを変更しようという気が起きないのは、全体のデザインとカラーコーディネート故。替えようがないんだよな(苦笑)。

パーツがない、ということは、大いなる悩みの種。本当だったら、ヘッド小物も、丹下ではなく、シンプルデザインで軽合のシュパーブプロのままでいきたかった。ヤフオクで新品が出品されていたものの、かなりの高値で諦めた。。。今は、ブレーキレバーのカバーが心配。生ゴムの純正部品は、10年前ぐらいに、在庫を2セット確保したものの、もう使い切ってしまって、後がない(涙)。その次は、チェーンホイルかな(オリジナルのコンポは、全部コパーのアルマイト処理されている!)。
この車体には、最初のパーツで乗っていたい。それが本音。てことは、オリジナルのパーツが使用限界を超えるとき、引退〜展示品になっちまうのかな?。でも、ロードバイクは走ってナンボ。それから先のことは、その時にでも考えよう。だって、まだまだ現役バリバリで走れるんだから!。

日曜日は、結局青山まで走り、そこでお茶。それから事務所に立ち寄ってから帰宅した。渋谷の山岳ルート以外は、なんてことない走行(笑)。昨日(火曜日)事務所の室内駐輪場でクロモリロードの写真を撮ってみた。撮影機材はOLYMPUS PEN。これは重宝なカメラ。海外ロケでは大活躍。これからは、このカメラを持って走ろう!。

まるで遊び場のような室内駐輪場
コパーのアルマイト処理されたチェーンホイル
RDも部分的にアルマイト処理
スプロケットは6s
なで肩のクラウンと、心細いブレーキ(苦笑)
ブレーキパッドは上下逆(ノンオリジナル)
チネリのステム、チネリのハンドル、バーテープはブルックス
エアロ(笑)ブレーキと生ゴムレバーカバー

2011年3月6日日曜日

セライタリアとイデアル

昨日は、自宅を出てから多摩川方向へ向かった。ま、いつものルート。
タイレルSZも、連日のデートで、だいぶフィットしてきたし、気になることも出てきた。ポジションは、もう何も注文をつける必要がないほどになってきた。最初堅く感じた座面も、お尻が慣れてきたことにより、快適になっている。気になるのは、サス。コンフォート系のタイレルSZならではの、シルキーライドを支える、サス。
お尻をサドルに落ち着かせての走行では、ほぼ気にならないのだが、かなりの急坂などでダンシングする場面で、さすが讃岐メイドだけあって、阿波踊りのようなバラバラ感を感じてしまう(ちょっと大げさ)。つまり、身体の動きにバイクが追従しきれない局面に遭遇する、という訳だ。
まあ、贅沢な悩みというか、お門違いというか、このSZに求めるべき走りではない、ということなんだけど。。。リアは、納得出来る範囲だけど、フロントがハンドルの引き押しで、ものすごく動いてしまう。たぶん、エア圧の問題もあるとは思うんだけど、ダンピングという感覚がまったくない。どうしたもんか・・・。どなたか、いい対処策をご教授していただけないものか?。一番簡単なのは、リジッドにしてしまうこと。でもそれじゃ、SZの意味もなくなっちゃうよな(苦笑)。

問題(笑)のフロントサス

と、そんなことを考えながら、多摩川CRから中原街道の坂を登り、ちょこまかと右往左往しながら駒沢公園へ。フレッシュネスバーガーで遅めのランチタイム。びっくりしたことに、フレッシュネスの隣に、Nicoleの自転車屋さんが出来ていた!。アルピナ(BMWね)を売っていた(ニコ・ニコルさんの)会社じゃなかったのかな?。ともあれ、店内には高いロードバイクがいっぱい展示してあった(おにーさん無愛想:笑)。

ランチを終え、Nicoleを横目で見ながら駒沢公園内へ。
入り口からちょっと行ったところに、もう、ダンディズムの塊のような方がベンチでスケッチをしていた。相変わらず携帯しか持ち歩いていなかったので、撮影は出来なかったけど(携帯じゃ失礼!)見とれてしまった。たぶん70代ぐらいじゃないかと思われる、その方が座っているベンチの横には、緑の渋いランドナーが置かれていた。それも、すごく手入れが行き届いた現役マシン。もう脱帽です。ちょっと恐れ多くて話しかけることも出来なかったけれど、もし再会できたら、こんどは言葉をかけさせてもらおうと心に決めた。

少し離れたところで、僕もひなたぼっこ(笑)。タイレルSZの写真を1枚携帯で撮影(笑)

駒沢公園でひとやすみ

それから、駒沢の治外法権サファリパーク的サイクリングコースを半周走り、駒沢通りに出、事務所に向かった。ちょっと仕事もしたかったから(苦笑)。

事務所では、夜中までついつい仕事をしてしまい、帰路につく。
駒沢公園で見た、ランドナー翁が網膜に焼き付いていたせいか(単純)、帰りはクロモリロードで走ることにした。いやー、古い(苦笑)。シフトもブレーキも、しっかり25年の隔たりを感じる。でも、一番びっくりしたのが、IDEALEのサドルの違和感!。タイレルのSella Italiaに慣れてしまったせいもあるが、股間が・・・局部が・・・ちょっと(笑)。でも、数キロ走るとそれも気にならなくなる。そりゃ、25年来の相棒だもん(笑)
やっぱりタイヤがでかいせいもあり、平均速度はタイレル以上らしく、いつもより短時間で自宅に到着。

しかし、クロモリのロードはいい!。身体の駆動力が、完全に車体とリンクしている。まさに人車一体!。この感覚を、タイレルSZに継承していくことが、今年の目標。でも、現代的なロードバイクが1台欲しくなってきてしまったのも事実(苦笑)。あぁ、物欲の悩みは深い!。

タイレルのSelle Italia SLR Gel Flow

クロモリロードのIDEALE、30年の年輪

さて、今日はクロモリロードに乗ってどこかへ行こう(笑)マイペースでね!

2011年3月5日土曜日

タンデム自転車

土曜日の朝、いい天気!。
今週は、連日自転車通勤を慣行したため、慢性的な筋肉痛が残っている(苦笑)。でも、たぶん今日も自転車で出かけることになるんだろうな(確信)。久しぶりに昨夜はクルマに乗って走ったが、楽(笑)。別にストイックな人間ではないので、いい塩梅を考えながらのサイクルライフを送ろう!。

この前、駒沢公園のサイクルロードを走っていたら、レンタルのタンデム車が走っていた。重そうな車体を、まだ小学校低学年ぐらいの女の子が二人で漕いでいた。直進すらままならない状況での蛇行運転は、見ている方がハラハラ。追い越すにも追い越せないエリアで、後ろからちょっとの間、様子を見ていた。追い越しざまに、「ちゃんと二人で息を合わせてね」っと一言声をかけたけど、僕の言葉は、ただの遊び感覚(まるでジェットコースターに乗っているかのよう)の彼女たちの耳には、入らなかったようだ。
あの自転車を借りた親は、どんな人なのかな?。たぶん、自転車乗りじゃないんだろうな、と自己完結(苦笑)。しかし、少なくとも、貸し出す方は、ちゃんと指導?してからサイクリングロードに送り出して欲しいな、と思う。他のランニング中の人や、自転車との有機的な連携、あうんの呼吸が、駒沢公園の周回路にはあると思うから。そう、あそこも立派な交通社会の場。出来ることなら、あの環境で、子どもたちに、交通社会の一員だ、ということを親は教えて欲しいな、と、切に感じた。
自転車は自由な乗り物、だから、自由も守るためにも、約束事は守るようにしなければね!。勝手を自由とはき違えている人が増えている世の中だからこそ、子どものうちに、自由の意味・意義を学んで欲しい・・・。まぁ、親が勝手な人なら・・・嗚呼!

タンデムの自転車といえば、以前訪れたロンドン市内でも、かなり見かけることが出来た。

さりげなく駐輪中のタンデム車

日本では、条例で走ることの出来る県は限られてしまっているが・・・。でも、一昨日、東京で旅をするタンデム自転車の話題が、どこかのブログにアップされていた。都道府県の条例、特に道路交通法の解釈は曖昧で、いまいち線引きが見えないこともあるんだけど、都内は走れないと思っていた(調べたら走れなかった:苦笑)。
でも、タンデムの魅力って、あるな。モーターサイクルの二人乗りとは違う一体感、呼吸感、本当は一台は欲しいスタイルの自転車だ。

あはは、今朝はちょいと年寄りの愚痴からスタートしちゃったけど、さて、風の吹くまま気の向くまま、今日もタイレルSZでランチを目指して走り始めよう(笑)

2011年3月1日火曜日

二日続けて

日曜日も蕎麦(笑)
昼前に、仕事のパートナーから連絡があり、ランチにでも行かない?とのお誘いがあった。僕はといえば、もうタイレルで走りに行く気まんまんだったので、それなら自転車で行こうよ、と逆提案。
パートナーは、GIANT R3というクロスバイクに乗っているので、普通に走れる(妙な日本語)安心感もあり、ちょっと遠出しようと腹を決める。
待ち合わせ場所は、駒沢公園のサイクリングロード上(笑)。

僕が駒沢公園に到着して、CRを2周ぐらい走ったところで電話が鳴る。その場でストップし、彼女の到着を待つ。そう、走り続けていれば、永遠に逢えない可能性もある(笑)。ほどなく、GIANTがやってきた。
行き先は簡単に決定。なんと「お蕎麦を食べにいきたい」と・・・!。それなら川崎の長寿庵だ、ということで走り出した。

僕は、ものすごい蕎麦好きで、日本中の色々な名店や、都内のオシャレな店、気になる店は星の数ほど食べ歩いた経験がある。そのなかで、川崎(鋼管病院の近く)にある長寿庵はピカイチ。二八の蕎麦、出し汁、すべてのバランスが絶妙。店主は「いやぁ、場末の蕎麦屋ですから」と謙遜するけれど、ここの蕎麦を食べてからというもの、年越し蕎麦は必ずここで用意し(お世話になった方にもお届けする)、二ヶ月に一度は食べに行く。美味しいと言われる店で蕎麦を食べると・・・長寿案に行きたくなる(苦笑)、つまり僕の蕎麦基準。

日曜日は風が強かった。南風だ。
駒沢から二子玉川へ出て、玉川CRを海に向かって南下。堤防の上は、さすがに風の抵抗が大きい。踏めども踏めどもスピードは上がらず、疲労だけが蓄積される(大げさ)。途中、紅梅がきれいに咲いている場所があった。そこで小休止。相方は、そこでiPhoneで紅梅を撮影。僕は・・・またカメラを持ってきていない(苦笑)。ちょうど休憩しやすい場所だったので、サイクリストもそこに集まっていた。LOOLのカーボンバイクに乗った初老の紳士や、コルナゴ、BROMPTON、さながらサイクルショー(笑)。
そこで、GIANTのサドル位置を少し変更。インプレッションを聞きながら、アーレンキーで、高さと角度を調整してあげた。
タイレルのSelle Italia SLR Gel Flowは、セッティングが決まっているようで、すこぶる快調。尿道を圧迫され、痺れるようなことは一切ない!。これは本当によかった(笑)。オリジナルのサドルでは、どう調整しても、お尻の具合はよくても、痺れから解放されることがなかったのだから。

小休止後、再びCRを走り始める。途中、ダートも出てきたが・・・小径車はダートは苦手、でもするりと通過。海に近づくにつれ、風は強くなってくる。川崎駅近くまでCRを走り、一般道に降りる。川崎競馬場を横目にしながら、ラストスパート。あのあたりは、自転車道が整備されていて走りやすい。ノリックが交通事故で亡くなった現場を過ぎ彼に冥福を捧げつつ、目的地、長寿庵へ到着した。

川崎鋼管通りの長寿庵

注文は、カツ丼と二八のせいろ(笑)。がっつり食べた!。前日にも蕎麦を食べたけど、ここの蕎麦はやっぱり美味い!。
食べ終わってから、店主としばし歓談。最近飼い始めたという犬の話(マスクに出てくる、あの犬だ!)をきかせてもらい、ボトルに水を補給させてもらってから、東京方向へ走り始める。

帰り道は追い風で、すこぶる調子がいい!。六郷橋からガス橋までは、東京側のCRを走る。行きとは全然疲労度が違う。それほど空気抵抗というものは、大きな壁なんだな、って実感する。相方も「距離が全然短く感じた」と。そりゃ、向かい風と追い風は地獄と天国の違いがあるもんね!。

ガス橋から右折し、環8へ。中原街道を経由し、環7を左折。途中、武蔵小山付近のミスタードーナッツで甘いものを買い、そのまま碑文谷の事務所へ。仕事はないけど、ゆっくり珈琲を飲んで締めたかった(笑)。でも、ついメールチェックしたり・・・(苦笑)。

一息ついてから、そこで別れて帰路についた。薄暗くなった道を、しっかりライトを点滅させながらの走行。やっぱり一人での走行は気楽だ(笑)。スピードもグングン上がる。事務所から自宅までは25分ぐらい。ちょうどいいクールダウンになった。
自宅に戻ってから、久しぶりにお風呂!(あ、シャワーじゃないって意味)湯船にたっぷりお湯を張り、ゆっくり今日のことを反芻し、風呂上がりにタイレルSZを眺めて一服。
いい一日だった。

おつかれさまでした!


走行距離56km

長寿庵ホームページ
http://www.osoba.co.jp/honnten/index.html