秋口に、大先輩のアートディレクターから、ワイルドウェストというMTBを頂戴した。もう10年以上軒下に吊されていた車体は、お世辞にもキレイなものではなく、ほぼ朽ち果てたような状態だった。「お前だったら、何か作れるんじゃない?」っていう言葉に反応してしまって・・・(笑)
まず、自宅に持ち帰ってタイヤに空気を入れてみた。当然、入らず(爆)というか、タイヤサイドがリムに沿って裂けている!ありゃりゃ、だ。
どうしよう・・・悩んだ末に、まず塗装を変えることを第一に。だって、オレンジと白のグラデーション模様が、焼き付いた汚れにしか見えないんだから(苦笑)
これが元の姿(あ、バラした後だ!) |
色は、薄いブルーグレーにしようと心に決める。
でも、自分で塗装をするのは無理(昔は缶スプレーでやった経験あり:デロデロ)そこで、事務所からほど近いところにある、Chalijackという店?にお願いした。
この店?の主は、以前カラビンカで塗装をやっていた方で、今は自宅前のガレージに屋根をつけて自転車再生をやっている方。面白い人!
現物を持ち込んで色々と相談をし、僕の持っているパーツを持ち込み、塗装と組み付け、加工をやっていただいた。
最初は、お金をかけることなくいこうと思っていたものの、だんだんエスカレートして、ちょっと不思議な自転車に仕上がっていった。
オーバーサイズのスレッドステムや、カンチブレーキとか、癖のある仕様だったので、それに合わせ込む。それで、今日、完成した!
オーバーサイズのヘッド小物は、BBB |
カンチブレーキは、Dixnaの緑、強烈な効き! |
クランクはピストから流用のMighty Comp、薄歯の48Tシングル、BBとペダルはタイレル純正 |
シートはピストで使っていたサンマルコ・ロールス、タイヤは26 3/8 |
すごくシンプルで、想像以上に軽い自転車に仕上がった。ほんと、寄せ集め部品だったけど、たぶん元祖・クロスバイク!
乗り味は軽快そのもので、ブレーキはカーカーいう?!まるでマファックを想い出すような音感覚(アタリをつけてからなんとか考えよう。。。)効き味はものすごくいい!ロードやシクロクロスで使われている理由もわかる。
しかし、また1台増えてしまった(汗)
こんど、西宮のオフィス(スタジオ)に、何台か持っていこうかな(苦笑)
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