2011年11月3日木曜日

クロモリ ピスト 登場

相変わらずのカメのような更新(苦笑)
このブログ、もう4ヶ月も放置したことになる・・・

この夏、東関東大震災で被災した、福島県の小学生たちと過ごした。
原発事故の影響で、屋外で過ごすことのできない子どもたちを長野県に招き、
野外教室を開くNPO法人の事業に、僕は撮影協力という形で参加した。

4日間だけの時間だったが、子どもたちと一緒に野山を走り回った。
バスで到着した子どもたちは、マスクをかけている割合が多く、被災地での生活を察するに余りあるシーンに胸が痛かった。最初は、湧き水を飲むことすらできなかった子どもたちも、次第に自然に溶け込み、本来の子どもらしさを取り戻していった。
子どもたちの口から「放射能は大丈夫なの?」という言葉が出なくなった頃、そのキャンプは終了。また、福島への帰路へつく。バスを見送る時「帰りたくない」「一緒にいこうよ」との声に、目頭が熱くなってしまった。

今日、11月3日に、小谷村栂池で、その時の模様が紹介されているという。僕の撮影した写真もそこにある。このブログでは、個人情報保護の観点から掲載はできないが、みんなかわいい、いい子だった。
彼らが、無事に大人になって、未来へ向かって歩いて欲しいと心から望んでいる。

8月は、もっと色々なことがあった。
零細事務所のくせして、関西にオフィスを開設した。
それは、関西のクライアントが多いから、ということでもある。それ以来、1ヶ月に1週間は関西在住となった(笑)、、、自転車に乗ることが少なくなって、ちょっと・・・運動不足(苦笑)

9月には、新しい自転車をオーダーしてしまった。
Panasonicのクロモリフレームで組み上げてもらった、いわゆるトラックレーサー(ピストバイク)。でも、ちゃんと前後にはきっちりブレーキを装着している!(当然)
固定の車体に乗るのは、大昔サイクルサッカーの自転車に乗った時以来。でも、すぐに慣れることが出来た。当然のことながら、最初は面食らうこともある。一番最初に走り出したとき、コーナーの進入でペダリングを止めようとして、あわや・・・! なんてシーンも(苦笑)
今は、自分のペダリングトレーニングのために、とても重要なアイテムとなっている。

シンプル、といったら、これ以上シンプルなものはない!。。。潔さのかたまりのようなバイクでの走行は、気持ちがいい。しかも、普段使う筋肉と違う筋肉も鍛えられる。
もちろん、スタイリッシュなピストブームもいいが、どうせなら、本気のピストに乗ってもらいたいな。

最近の若者(なんて言うと、老人だ!)は、クルマより、携帯が大事になっている、と某クルマメーカーの人が嘆いていいた。僕らが若い頃は、かっこいいクルマに乗りたい、かっこいいオートバイに乗りたい、かっこいい自転車に乗りたいと思ったものだし、それを実現するために、相当な努力もした。
それが、今ではイージーな方向へとみんな流れていく。ちょっと悲しい気分にもなる。
もちろん、クルマメーカーにだって責任はある。
ユーザーオリエンテッドな商品開発、みんなで乗るためのミニバン(ほとんど空気を運んでいるけど)ストイックで、タイトなスポーツカーなんて、もう絶滅危惧種になっている。ミニバン=みんな一緒=携帯電話コミュニケーション、どれも同一ベクトルにあるような気がする。
ま、自分は二人乗りのクルマとか、車高の低いクルマが好きだから(笑)国産車とはとっくの昔にお別れしてしまっているけれど・・・(仕事用のクルマは、ステーションワゴンだけど・・・ドイツ車だ)
今日も街をピストで走っているときに、そんなことをぼんやり考えていた。

さて、クロモリ・ピスト
大阪の職人さんたちの手作りフレームの素晴らしさを、これからどうやって進化させていこうか・・・
しかし、部屋の中がバイクだらけになってきた(苦笑)オフィスでは、ちゃんとサイクルラックを設置しているんだから、この部屋にも・・・贅沢な悩みかな?

新しいフットギア、Panasonic クロモリ ピスト

こっちは、ほんとのフットギア、パトリック


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