2011年11月24日木曜日

シリカのインフレーターとDA BR-7800

このところ、めっきり寒くなってきた。とはいえ、数日前は汗ばむような陽気・・・
いったい地球の気候はどうなっちゃってるんだろう?!

最近は固定車、つまりピストばっかりに乗って走っている。
なんとも面白い感覚は、自転車の本性というか、本能を表現しているような気がする。
乗れば乗るほど、足が馴染み、もう離れられない・・・魔性の女風味(笑)

乗りすぎたせいかも知れないが(それほどでもないけど)
チェーンも初期伸びが一息ついてきたようなので、チェーン引きをした。
すると、一番後ろまで・・・う〜〜〜ん、かっこ悪い(苦笑)
なんてったって、シートチューブとタイヤのクリアランスが大きすぎる!
ロングホイールベースの安定化、なんて、これっぽっちも頭にないので、
何コマか詰めることにした。

昔、よく使っていたチェーン切りを探そうと、クローゼットの中を探し回ると、
シリカのインフレーターが出てきた!
おぉ、懐かしい(笑)今時、こんなもん使っている人、いないだろうな・・・
と、思いながら、クロモリPanasonicにフィッティングしてみると、
なかなかいいじゃないか(笑)
ノスタルジックというか、クロモリのホリゾンタルフレームには、似合う!
コンプレッションも、まだあるので使用可能!なんだか得した気分になった。

パナ・ピストにフィッティングしたSILCA




















チェーンカッターは出てこなかったけど、コッタレス抜きとかを発掘(笑)
という訳で、近所の自転車屋さんに、チェーンカッターを買いにいき、SHIMANOのものを購入してきた。

リアアクスルシャフトを緩めて、一番前までホイールを移動してから、チェーンのクリップのところを外して、チェーンホイルに巻き付ける。
色々考えて、2コマカットすることにした。作業自体はあっという間に終了。ピストは簡単でいい(笑)

ついでに、ブレーキも交換した(何がついでだ?)

この固定Panasonicを作るにあたって、ブレーキはシルバーに決めていた。
最初は、タイレルSZに純正で装着されていた、TEKTRO R580をつけるつもりだったが、トーインの調整がうまくいかず(アーチが微妙に歪んでいた!)便宜上Tiagraにしたという経緯があった。

TEKTROは、スケルトンタイプで、
まるでカンパのコーラスとシマノをミックスしたような雰囲気(笑)
スタイル的には気に入っていたが、上記の理由で断念した。

ところが、Tiagraが・・・シルバーだと思っていたのだが、色味がちょっとブルーがかっていて・・・う〜〜〜ん、な雰囲気(気分がブルーがかってしまった:苦笑)ヘッド小物との色味が明らかに違うしね(ヘッド小物はDURA ACE:これが純正!)

写真が悪いけれど、左がTiagra、右がTEKTRO、色味が違う!




















そこで、色々探していたんだけど、偶然友人が、新品のDURA ACE BR-78を持っていた。夕食1回+格安料金で譲り受けることに成功(笑)ちょちょいと付け替えたら、ガラリと雰囲気が変わった!

アルミの質感、ロゴの色が、ヘッド小物とドンピシャ(当然)
DA79になると、この色がないから、結果として、DA78が最良の選択だったと思っている。

ブレーキフィーリングは、まだシューのアタリが完全ではないけれど、いい!
ちょっとトーインをつけて、突然全面が当たるようにはしなかったので、初期のコントロール性も、不安ない。これだけ気持ちよければ、安い買い物だった!

DURA ACE BR-7800



















これで、ますます固定が好きになってきた。
少しづつ手を入れることで、だんだん自分に馴染んでくるのが嬉しい(自己満足)

今日は雨に降られてしまったけど、時間のある限り、もっともっと一緒に走って、
どんどん自分だけのものにしていかなくちゃね!

2011年11月3日木曜日

クロモリ ピスト 登場

相変わらずのカメのような更新(苦笑)
このブログ、もう4ヶ月も放置したことになる・・・

この夏、東関東大震災で被災した、福島県の小学生たちと過ごした。
原発事故の影響で、屋外で過ごすことのできない子どもたちを長野県に招き、
野外教室を開くNPO法人の事業に、僕は撮影協力という形で参加した。

4日間だけの時間だったが、子どもたちと一緒に野山を走り回った。
バスで到着した子どもたちは、マスクをかけている割合が多く、被災地での生活を察するに余りあるシーンに胸が痛かった。最初は、湧き水を飲むことすらできなかった子どもたちも、次第に自然に溶け込み、本来の子どもらしさを取り戻していった。
子どもたちの口から「放射能は大丈夫なの?」という言葉が出なくなった頃、そのキャンプは終了。また、福島への帰路へつく。バスを見送る時「帰りたくない」「一緒にいこうよ」との声に、目頭が熱くなってしまった。

今日、11月3日に、小谷村栂池で、その時の模様が紹介されているという。僕の撮影した写真もそこにある。このブログでは、個人情報保護の観点から掲載はできないが、みんなかわいい、いい子だった。
彼らが、無事に大人になって、未来へ向かって歩いて欲しいと心から望んでいる。

8月は、もっと色々なことがあった。
零細事務所のくせして、関西にオフィスを開設した。
それは、関西のクライアントが多いから、ということでもある。それ以来、1ヶ月に1週間は関西在住となった(笑)、、、自転車に乗ることが少なくなって、ちょっと・・・運動不足(苦笑)

9月には、新しい自転車をオーダーしてしまった。
Panasonicのクロモリフレームで組み上げてもらった、いわゆるトラックレーサー(ピストバイク)。でも、ちゃんと前後にはきっちりブレーキを装着している!(当然)
固定の車体に乗るのは、大昔サイクルサッカーの自転車に乗った時以来。でも、すぐに慣れることが出来た。当然のことながら、最初は面食らうこともある。一番最初に走り出したとき、コーナーの進入でペダリングを止めようとして、あわや・・・! なんてシーンも(苦笑)
今は、自分のペダリングトレーニングのために、とても重要なアイテムとなっている。

シンプル、といったら、これ以上シンプルなものはない!。。。潔さのかたまりのようなバイクでの走行は、気持ちがいい。しかも、普段使う筋肉と違う筋肉も鍛えられる。
もちろん、スタイリッシュなピストブームもいいが、どうせなら、本気のピストに乗ってもらいたいな。

最近の若者(なんて言うと、老人だ!)は、クルマより、携帯が大事になっている、と某クルマメーカーの人が嘆いていいた。僕らが若い頃は、かっこいいクルマに乗りたい、かっこいいオートバイに乗りたい、かっこいい自転車に乗りたいと思ったものだし、それを実現するために、相当な努力もした。
それが、今ではイージーな方向へとみんな流れていく。ちょっと悲しい気分にもなる。
もちろん、クルマメーカーにだって責任はある。
ユーザーオリエンテッドな商品開発、みんなで乗るためのミニバン(ほとんど空気を運んでいるけど)ストイックで、タイトなスポーツカーなんて、もう絶滅危惧種になっている。ミニバン=みんな一緒=携帯電話コミュニケーション、どれも同一ベクトルにあるような気がする。
ま、自分は二人乗りのクルマとか、車高の低いクルマが好きだから(笑)国産車とはとっくの昔にお別れしてしまっているけれど・・・(仕事用のクルマは、ステーションワゴンだけど・・・ドイツ車だ)
今日も街をピストで走っているときに、そんなことをぼんやり考えていた。

さて、クロモリ・ピスト
大阪の職人さんたちの手作りフレームの素晴らしさを、これからどうやって進化させていこうか・・・
しかし、部屋の中がバイクだらけになってきた(苦笑)オフィスでは、ちゃんとサイクルラックを設置しているんだから、この部屋にも・・・贅沢な悩みかな?

新しいフットギア、Panasonic クロモリ ピスト

こっちは、ほんとのフットギア、パトリック